近代民衆の記録1:農民たちの声を今に伝える貴重な一冊
近代民衆の記録1:農民たちの声を今に伝える貴重な一冊
明治から大正にかけての日本社会を支えたのは、何と言っても農民をはじめとする民衆でした。『近代民衆の記録1』(松永伍一編、1972年刊行、新人物往来社)は、そうした当時の農民の生活や思考を直接的に知ることができる貴重な資料集です。
本書の特徴
- 編著者: 松永伍一による詳細かつ丹念な編集
- 収録内容: 農民を中心に、近代日本の民衆の記録と証言を651ページにわたり網羅
- 資料の価値: 希少な一次資料を集約し、農村社会の実態をリアルに伝える
- 形態: 良好な保存状態で函付き、見やすい22cmサイズ
なぜ読むべきか
近代日本の歴史を語るとき、多くの教科書は政治史や経済史が中心になりがちですが、そこから見落とされがちなのが民衆の声です。本書はその穴を埋める重要な役割を果たします。農民たちの生活苦、抵抗、連帯、そして時代の変化に翻弄されながらもたくましく生き抜く姿が鮮明に映し出されます。
まとめ
『近代民衆の記録1』は、近代史や社会学、民俗学を学ぶすべての人におすすめしたい一冊。歴史の裏側にあるリアルな声を聴き、今日の日本社会を理解する手がかりになるでしょう。
貸し出し・保管情報
- 保管場所:K-2F-QR
この貴重な1冊を手に取って、農民たちの生の記録に触れてみてはいかがでしょうか。